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2つの人面岩(三峰山と佐渡島) | |||||||||||||||||||||||
![]() 何かの形に似ていることを由来として命名された石や岩は、日本各地に点在している。以前紹介した「地蔵岩」もその1つだが、特に動物など生き物の名前が付けられたものも多い。日本石巡礼の旅で印象に残るものは、亀や蛙、蛇といった名が付いたもので、それらは伝承や伝説があるもの、ただ単に形が似ているもの、人工的に加工したものなど様々である。 石は、名前を付けられることによって人々の記憶にとどまり、やがて記録となってゆく。そこには、人々の石への思いや願い、そして祈りのようなものが感じられる。 今回、群馬と新潟の2つの人面岩を紹介したい。この2つの岩は、特に伝承・伝説がある訳では無いが、その岩の形が人の顔に似ていることから人面岩と呼ばれている。 2004年、私は月刊『石材』12月号の表紙においてこの群馬の人面岩を紹介させていただいた。この岩は、私の故郷、群馬県沼田市の三峰山(標高約1000メートル)の山中にあり、今から十数年前、私が三峰山で偶然見つけたものだ。 三峰山は山頂付近に河内神社があり、その参道には巨岩が点在していて、その中に天狗岩と呼ばれる岩がある。岩の下に小さな祠があり、一枚下駄が奉納され信仰されている岩だ。天狗岩の撮影をしながら私は、岩に魅かれて道無き道を奥へ奥へと進んでいた。すると、突然この岩は現れた。高さ5メートルほどの岩塊は、あまりにも人の横顔に似ていたため、私は人面岩と命名させてもらったのだ。 もう1つの人面岩は、昨年の秋、新潟の佐渡島で出会った。佐渡島の海岸を走っていると、旧真野町の海岸で、その岩を見つけた。真野湾を望む背合にあ り、ちょうど人の頭のような形をした岩があり、斜めに空に向かって眺めている姿は、どこかイースター島のモアイ像を連想させる。高さ2メートルほどの岩の前には、佐渡市観光協会が立てた看板に人面岩と書かれていた。後日、佐渡市役所にその岩のことを尋ねるが、特に伝承・伝説がある訳でなく、いつ頃から人面岩と呼ばれているかもわからないという。しかし、今では佐渡の観光スポットとして人々を和せているようにみえる。 この他、人面岩は山梨の昇仙峡にもあると聞く。人面岩を探しています。もし、人面岩をご存じの方がおりましたら、どうぞ情報の提供をお願い致します。 |
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